福祉制度、こうだったらもっと生きやすくなるのに ― えりかの思い
私は日々、福祉制度に支えられながら生きています。障がい者としての生活は、制度のおかげで助かっている部分も多いですし、本当にありがたいなと思うこともたくさんあります。
でも、それでもまだ「こうだったらもっと生きやすくなるのになあ」と思うことがいくつもあるんです。今日はそんな思いを少しだけ書いてみたいと思います。
1.年金制度、もっと現実的な支えになってほしい
私は将来、65歳になると障害年金が「老齢年金」に切り替わることになります。でも、正直なところ、今のままではその年金だけで暮らしていくのはとても難しいのが現実です。
長年、働くことが難しかったり、非正規でしか働けなかったりした人にとっては、積み立てた年金がそもそも少ないんです。どうか、高齢になっても障がいのある人が安心して暮らしていけるような年金制度になってほしいなと思います。
2.通院できない日の「お薬問題」、何とかしてほしい
精神的に不安定な日、体が動かない日、そんな日は精神科の通院が本当に大変です。でも、そういう日に限って薬が切れそうだったりして…。
今の制度では、自分で病院に行かなければ薬は処方されません。代理で誰かが取りに行ってくれる制度や仕組みがあったら、どれだけ救われるかと思うことがあります。薬が命綱になっている人にとっては、本当に切実な問題なんです。
3.介助者にももっと優しい制度を
私は障がい者手帳2級を持っています。けれど、いろんな施設や公共交通機関などで「介助者の割引は1級の方のみ対象です」と言われてしまうことが多いです。
でも、2級でも生活に支援が必要な人はたくさんいます。せめて2級からでも介助者が割引対象になれば、もっと外出しやすくなるし、社会と関わる機会も増えると思います。
4.スマホは命綱。だから本体も割引してほしい
今の時代、スマートフォンは「贅沢品」ではなく、生活に欠かせない「インフラ」です。病院の予約、緊急連絡、情報収集、福祉サービスの手続き…。すべてスマホがないとできません。
通信費の割引制度はあるけれど、本体代が高すぎて手が出せない人も多いです。障がいのある人にとって、スマホは時に「命綱」になることもあるのだから、本体そのものにも補助が出ると嬉しいです。
5.性的マイノリティにも福祉の手を
私は性的マイノリティでもあります。福祉の中には、まだまだLGBTQ+当事者への支援が少ないと感じることがあります。
性別違和を抱える人への医療費助成、安心して相談できる場所、住宅や雇用の支援など、もう少し「多様な生き方」を尊重した福祉制度があれば、もっと多くの人が生きやすくなると思います。
いろいろ書いてしまいましたが、私は福祉制度そのものには本当に感謝しています。制度があるおかげで、今日を生きることができているのも事実です。
だけど、現場で生きているからこそ見える「もう一歩」の願いもあるんです。
どうかこの声が、ほんの少しでも制度づくりに届いてくれたら嬉しいなと思います。
―― 障がい当事者のえりかより




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