学歴なんて関係ない、精神障がいを経験して

コラム

私は自慢ではありませんが、勉強が嫌いでした。

学歴も、胸を張って語れるようなものではありません
そんな私が、今では大学で特別講師を務めているなんて、                           自分でも想像もしなかったことです。

精神障がいを抱えるようになってから25年。

それは、人生の約4分の1。
義務教育から大学までの教育期間よりも、ずっと長い年月です。

そして今、65歳になった私は、その25年間の経験を、後に続く人たちに伝えられることに感謝しています。

もちろん、立派な経歴を持つ方々は尊敬しています。
でも、経歴がなくても活躍できる場所は、必ずあります。

「自分の経験は自分だけのもの」―今はもう、そんな時代ではありません。
いつまでもそうした考えにとらわれていては、誰にも「自分の価値」に気づいてもらえないのです。

「障がいを患った」とよく言われますが、「患う」とは、病気や心配ごとに苦しむことを指します。
私はあえて、そうした表現は使いません。
「障がいになった」――ただそれだけのことです。

確かに、初めはその症状に苦しめられた時期もありました。
しかし今では、その症状にどう向き合えばいいのか、自分なりの方法を身につけました。

学歴では語れない私が、学生に伝えられるのは「勉強」ではなく、「経験」です。
そしてこれからも、「精神障がい者としての経験」を伝えていきたいと思っています。

これは、私にしかできない授業だと信じて。

うえの

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