「負けたものが勝ち」なんて、聞いただけでおかしいと思いますよね。
でも、こと人生に関しては、そうとも言い切れないかもしれません
たとえば、精神障がい者の場合もそうです。
「精神障がい者」と聞くと、「人生の終わり?」 ――そんなふうに考える人も少なくないのではないでしょうか。
実際、私も最初はそうでした。
この病気(精神障がい)になったとき、「もう自分は終わった」と思い込み、仕事も趣味もあきらめなければならないのかな……なんて考えていたものです。
ところが今では、65歳になっても働いています。 趣味の手芸や料理もそつなくこなしています。
発症当初は何も手につかない状態でしたが、時間だけはたっぷりあって、運がいいのか悪いのか—気づけば、病気になる前よりも趣味に没頭できるようになったんです。
そんなとき、ふと思いました。
もちろん最初からうまくはいかないかもしれませんが、仕事も趣味もあきらめていたことができた時の感動はただ者ではありません。
「時間を無駄にしなければ、この病気も案外悪くないかも?」と。
体は普通に動かせるのですから、それを生かさない手はありません。
「趣味も仕事もできる」――それって、健常者の人でもなかなかできない、あるいはしない人も多いですよね。
ということは、考えようによっては「人生、負けたもの勝ち」ってことも、案外あるのではないでしょうか。ーーー私はそう思います。
うえの




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