病気のきっかけその二
統合失調症になったきっかけ
平たく言うと、父親はいわゆる「毒親」でした。
幼い頃から30歳になるまで、父の言うことを聞かないと、肉体的にも精神的にも暴力を受けていました。
小学5年生のときには、重傷を負わされ、命を落としかけたこともあります。
しかも、僕や兄が生まれる前から、母も父のDVを受け続けていたそうです。
職場でも人間関係に悩まされた
既婚者で子どももいるのに、平気で風俗に通うような上司たちでした。
「こんな人たちと、同じ空気さえ吸いたくない」と、本気で思っていました。
そうした家庭や職場の環境が積み重なって、心も体も、少しずつ確実に限界を超えてしまいました。
結果として
PTSD(心的外傷後ストレス障害)・統合失調症・摂食障害を患うようになりました。
医師からは「男性で統合失調症と摂食障害を併発するケースは珍しい」とも言われました。
でも、今はかなり良くなってきています。
そのきっかけをくれたのは、恋人の存在です。
実は、以前の僕は女性が怖かったんです。
過去のトラウマで、心に深い傷があったからです。
でも今の彼女のおかげで、以前よりフットワークも軽くなり、仕事にも集中できるようになりました。
あの頃は本当にひどかったです。
信号が赤なのに青だと思って渡ったり、呂律が回らなかったり…。
薬を大量に飲んで風呂に入って、自殺未遂をしたこともあります。
今となっては、そんなことも「笑い話」と言えるようになりました。
「壁」
人はいつか「壁」にぶつかる
人は誰しも、いつか何かしらの「壁」にぶつかります。
そういうとき、健常な人はよくこう言います。
「逃げるな」
「乗り越えろ」
「壁を壊せば前に進める」
でも、僕はそうは思いません。
逃げたっていいんです。
「壁」の大きさや意味なんて、人それぞれ。
自分にとってはちょっとした段差でも、他の人にとっては大きな壁かもしれないし、逆もまた然りです。
無理に進まなくていい。
「進まなきゃいけない」という義務感ではなく、
「自分の意志で進みたい」と思えることのほうが、ずっと大事だと思います。
山本 智明




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